1.初めに
2.昨年13.8億円の販売費、一般管理費を使っていた
3.特別利益?
4.純資産は減っていない
5.考察
1.初めに
以前下記の記事を書きました。
その際、暇だったのでmaneoマーケットの財務情報を見てみました。その時の気づきを今回の記事にしました。
上記は、今日現在のmaneoの事業性ローンデフォルト発生金額の表です。
延滞中は125億円
びっくりしたのは、グリフラでの延滞は126億とかわらない延滞がmaneo本体で起きていたことです。
2.昨年13.8億円の販売費、一般管理費を使っていた。
上記の表からわかるように昨年13億8000万円の販売費、一般管理費を使っています。
販売費及び一般管理費 (はんばいひおよびいっぱんかんりひ)
カテゴリ : 経済 / 経営・財務
企業が事業活動をするなか、販売業務や管理業務で発生した経費のこと。
損益計算書で売上総利益の次に示される科目で、売上総利益から販売費及び一般管理費を差し引くと営業利益になります。一般的には「販管費(はんかんひ)」と、省略されて使われます。販売費は、営業マンの給料や交通費、広告宣伝費、販売促進費など販売活動にかかる経費で、一般管理費は、役員報酬や総務部など管理部門の給料、事務所家賃や水道光熱費など販売とは直接関係の無い経費です。ちなみに工場など製造部門の給料は売上原価に含まれることになります。
www.daiwa.jpから抜粋
現在、maneoマーケットの事業は実質上止まってます。好意的に見れば、回収の為に動いているということ。そのための費用なら頑張って欲しいものです。
わからないのは、原資はどこから出ているのか?
原資は、
①投資家からの入金
②貸出事業者からの営業費利益というキャッシュバック
③maneofamilyからの手数料収入
ただし、②の貸出事業者はmaneoの関連企業が多いのはご存知の通りです。
①、③はもうとっくに止まってますね。
ということは、連結事業社内で回している?よくわかりません。
3.特別利益?
特別利益が3億でてます。
特別利益とは企業の経常的な事業活動とは直接かかわりのない、特別な要因でその期にだけ発生した臨時的な利益のことをいいます。 特別利益は、税引前当期利益を算出する際に、経常利益に加算されます。 具体的には 固定資産売却益、投資有価証券売却益、前期損益修正益などがこれに該当します。
なんなのでしょうか?
4.純資産は減っていない
右が今期の純利益5338万円の損益です。
純資産は20.5億円です。減っていません。会社としてまだまだ体力を有してます。
5.考察
疑問
① 給料の原資はどこから出ているのか?
キャッシュの入金が2019年7月15日の最後のファンドから止まってます。maneoの主な収入は、ファンドからの営業者利益、maneofamilyからの手数料だと想像します。maneofamilyからの手数料は、もうとっくに止まってます。ファンドからの営業者利益も延滞中でも取っていると想像します。
では、投資家への利金の返済は?
私のmaneoで延滞中の3つのファンドの利金の支払いはとっくに止まってます。
② 債券の売却も含めて延滞しているファンドへの救済はあるのか?
ご存知のようにTATERU,LCレンディングは、債務超過の危機がありましたが、債券の売却で投資家を救済しました。
私は、これが本当の誠意だと感じました。
maneoにその誠意があるのでしょうか?