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初めに
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3.11 4日間で市場から退場させられた話
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考察
1.初めに
10年前の3月11日の東日本大震災の特集を毎日のように見ますね。東北の方々は今も苦しまれている方が多く、本当に心が痛みます。
相場は、無常にもそういうことと関係なく動きます。そして、投資家もそれをチャンスとして投資する。本当に人としてどうかと感じながら、投資する自己矛盾は今もあります。去年のコロナの暴落でも一緒ですよね。
3.11の投資で市場から撤退させられた実話です。
2.3.11 4日間で市場から退場させられた話
10年前の3月11日地震は東京市場が終わる多分30分前に起こったと記憶してます。尚、記憶に基づき書いてますので少々の日時の誤差は見逃してくださいね。
3月14日(月)
東京市場は全面安になります。この時私は、オールキャッシュという超幸運に恵まれていました。丁度金曜日に起きたので、土曜日と日曜と何を買うか調べる余裕もありました。
そして、3月14日の終値でストップ安を中心に成行買いを出します。アルプスとか東北に工場があり供給がストップした銘柄を中心に約2000万円買いました。もちろん10銘柄ぐらいに分散しました。
3月15日(火)
すべて、初値で買ったので買い方としては納得してました。ここに最大のミスがありました。
3月16日(水)
ほぼ、買戻しが起きプラスで推移してます。ここまでは思った通りでしたね。
3月17日(木)
この日も前場では、拮抗してプラスで推移しました。昼休み自分の株を確認して午後ずっと会議に出ました。会議が終わった時に午後5時過ぎに見てびっくり全面安で、そのうち3銘柄はストップ安になりました。
3月18日(金)
怖くなり、ここで全部初値で売りました。300万以上の損を計上し、そこから一年以上株ができなくなりました。
3.考察
今でも鮮明に覚えてます。数千万円個別株に行くと一日40~50万普通に動くので仕事になりませんね。
そして、世界的な暴落には4日目に動けばよいという、自分の中の決まりができた瞬間でした。
この時から、主戦場を債券に変化させてます。
「落ちてくるナイフを掴むな」という名言があります。
これは本当は「落ちているナイフを掴んだら、すぐに離せ」が正解だと今も思い、実行してます。3月16日に売るべきでした。100万はプラスでしたから。
この時に、毎日の積み立てという今では当たり前の投資法を知っていればこうはならなかったでしょうね。本当に、仕事をして個別銘柄に8桁投資をすると仕事ができなくなります。
そういうのが嫌で、ソーシャルレンディングに移った人は多いのではないでしょうか。しかし、それが第一のソーシャルの嵐にのまれるのですから。苦笑してます。
今の相場は、AIが支配する相場本当に戻りも早すぎますね。コロナ相場でよくわかりました。
リーマン、3.11、ライブドア、9.11すべて経験しながら財を築きました。投資をするのは、下手をすると50年続きます。その中の一年ぐらいで勝った負けたというのは、愚かなことです。人と比べた時点で劣等感が勝ちます。
そうでなはなく、相場は自分との闘い。勝ち負けでなく納得できるかどうかだけです。SLや不動産CFの世界は、投資の世界では非常に狭い世界です。SBISL事件も含めて私も自分の投資が正しいのか自問自答が続きます。
ただ、納得はいつでもしてますね。納得してないのは、金融取引業第二種の営業者に悪者が多すぎたということです。
それでも、この世界にいるのは変わり者ということです。どっかでこの世界の結末を見たいと思っている自分がいます。
最後までお付き合いくださり有難うございました。