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初めに
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カメルーン問題から学んだこと!
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考察
1.初めに
カメルーン問題が決着しました。
それは予想通り、クラウドクレジットの「ギブアップ」というものでした。
私は、
カメルーン案件は2017年から一部デフォルトになっているのに、クラウドクレジットは、延ばし延ばししました。そして、ファンドを出し続けました。それに投資した大勢の投資家に損害を与えました。
完全に延滞が決まって、「損金にしてください」とお願いしても数年無視され続け、挙句の果てにこの有様です。
2.カメルーン問題から学んだこと!
①ソーシャルレンディングの構造の問題
不動産CFと違いソーシャルレンディングは、投資家と貸出先を仲介するだけの単純な構造ですね。そして、利益は「中抜き」なのでソーシャルレンディング会社は基本貸出先がデフォルトしても損は被りません。
その辺が「所詮人の金」ということが、怪しげな貸出先を見抜けなくなるのでしょうね。SBISL事件はその典型で、あり得ないことが起きました。ズボラですまないSBISLの社員は何を仕事としてやっていたのでしょうね。
②海外案件は危険
事業者の詐欺、コロナのような非常事態、政治的な背景いろいろなことが海外では起きます。海外送金封鎖なんてことも起きますね。そのような不測の事態が起きたときもはや回収は不可能です。
そういうことで私はCrowdBankの「香港案件」を始めとした海外案件への投資も止めてます。
③クラウドクレジットは不誠実な会社
カメルーン案件でのCCの一連の対応、ジョージア案件では各ファンドごとの出資金が分別管理されてなかったこともわかりました。
クラウドクレジットは様々な国の人や事業者へのローンに投資し、
投資家の皆さまの資産形成と世界の成長をつなぐプラットフォームです。HPより抜粋
Win-Winを強調してますが、所詮投資家からの金貸しで利益を生む構造の会社です。
3.考察
最終損益相当なマイナスを見込む:E評価が全体の数割あります。カメルーンは載せてないのにこういうファンド組成ですね。もはや、投機です。
私は、カメルーン問題から学んだことはソーシャルレンディングの負の構造、及び海外案件のリスクです。そして、クラウドクレジットの誠意の無さです。
私はデフォルトでの損金には自分に責任があります。損金の大小は結果として享受します。ただ、1号案件から一部デフォルトを起こしたのにそのファンドを募集し続けたCCは、傷を大きくして投資家に損害を与えました。そして、損金にしてくださいとお願いしたことは無視され結局はこうなる。その間も営業者利益を取っていたのでしょうか?わかりませんが。その辺は、事業者としての誠意は感じませんでした。
やはり、例えばFUNDSを通して上場企業に投資する方が、投資としてまともではないでしょうか?もはや、特定の事業者に固執する必要は全くない。この不動産CFの状況をうれしく思いますね。
カメルーン問題からいろいろなことをクラウドクレジットから学ばせていただきましたね。皆さんも気を付けたほうが良いと思いますね。